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奨学金はいくら借りるべき?200万・300万・500万円別の月返済額と借入計画の立て方【2026年版】

奨学金はいくら借りるべき?200万・300万・500万円別の月返済額と借入計画の立て方【2026年版】

「奨学金はいくら借りればいいのか」——進学が決まった後に、この問いで悩む方は多いです。借りすぎると卒業後の月々の返済が生活費を圧迫し、借りなさすぎると在学中の生活が苦しくなる。そのバランスをどう取るかが、将来の家計を大きく左右します。

この記事では、借入額ごとの月返済額・利息の早見表を中心に、奨学金をいくら借りるか判断するための具体的な基準を解説します。

奨学金の種類と金利:借りる前に必ず確認

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は大きく2種類に分かれます。

  • 第一種奨学金(無利子):成績・家計基準を満たした学生が対象。返済しても利息がかからないため、総返済額が借りた額と同じです。
  • 第二種奨学金(有利子):採用枠が広く借りやすい。在学中は利息がつかないが、卒業後に利子が発生します。現在の利率は年0.002〜0.3%程度(2024年度実績)ですが、今後変動する可能性があります。

本記事のシミュレーションは、やや保守的な年利1.0%を前提としています。実際の金利はJASSOの貸与奨学金ページでご確認ください。

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「貸与奨学金について」

借入額別の月返済額・利息早見表

返済期間20年(240回払い)・元利均等返済方式で計算した目安です。

借入総額月返済額(無利子・第一種)月返済額(年利1%・第二種)利息合計(年利1%)
200万円8,333円約9,200円約20.8万円
300万円12,500円約13,800円約31.1万円
360万円15,000円約16,600円約37.3万円
500万円20,833円約23,000円約51.9万円

※元利均等返済・返済期間20年で試算。自分の借入条件(借入額・金利・返済期間)での正確な月返済額は奨学金返済シミュレーターで計算できます。

月返済額を手取り収入と照らし合わせる

月返済額が手取りの15%を超えると、家賃・食費・光熱費との兼ね合いで生活が苦しくなりやすいです。大卒の初任給手取りは22〜23万円程度が一般的なため、無理のない返済額の目安は次のとおりです。

手取り月収返済負担率10%(安全圏)返済負担率15%(上限目安)
20万円2万円/月以内3万円/月以内
22万円2.2万円/月以内3.3万円/月以内
25万円2.5万円/月以内3.75万円/月以内

2つの表を組み合わせると、手取り22万円の方なら「300万円借入(月約13,800円・負担率6.3%)」は余裕のある水準、「360万円(月約16,600円・負担率7.5%)」も安全圏です。500万円(月約23,000円・負担率10.5%)は10%の境界で、収入の伸び次第でやや苦しくなる可能性があります。

いくら借りるか、判断の3つのポイント

1. 必要な不足分だけを借りる

奨学金は「生活費・学費の不足分を補う」目的で使うのが基本です。借りる前に以下を確認し、実際に不足する金額だけを借りるようにしましょう。

  • 家庭からの仕送り額(月5〜10万円が多い)
  • アルバイト収入の見込み(月4〜8万円程度)
  • 授業料免除・給付型奨学金の有無
  • 国公立か私立かによる学費の差(国立:年約54万円、私立文系:年約93万円)

借りすぎた分は繰上返済で返せますが、有利子の場合はその間に利息が発生します。

2. 第一種(無利子)をまず確認する

成績・家計基準を満たしているなら、第一種を優先的に活用するのが有利です。同じ金額を借りても、利息ゼロなら第二種より総返済額が20万〜52万円少なくなります(上の表の「利息合計」分が丸ごと節約できます)。

第一種の採用基準は大学によって異なりますが、高校の評定平均3.5以上・家計基準への適合が一般的な条件です。

3. 第一種と第二種の併用も可能

第一種の採用額だけでは不足する場合、第二種と組み合わせて借りることができます。ただし合計の月返済額が手取り15%以内に収まるか、進学前に必ず試算しておきましょう。奨学金返済シミュレーターでは第一種と第二種を別々に入力して合計返済額を確認できます。

繰上返済で利息を節約する

第二種奨学金(有利子)を借りた場合、余裕ができたタイミングで繰上返済を活用すると利息を節約できます。

例:300万円・年利1%・20年返済の場合、毎月5,000円を繰上返済するだけで利息を約5万円節約でき、返済期間を約2年3カ月短縮できます。

繰上返済はJASSOの「スカラネット・パーソナル」から無料で手続きできます。

万が一、返済が苦しくなったら

借りた後に収入が下がったり、病気で働けなくなったりして返済が難しくなることもあります。JASSOには「返還期限猶予(最長10年)」「減額返還(月額を1/2〜1/3に)」などの救済制度があります。詳しくは「奨学金の返済がきつい・苦しいあなたへ」で解説しています。

よくある質問

Q. 奨学金の借入額は在学中に変更できますか?

はい、毎年4月に増額・減額・辞退の届出ができます。生活費の状況が変わった場合は、早めに所属大学の奨学金担当窓口に相談しましょう。

Q. 第一種と第二種を同時に借りることはできますか?

はい、できます。まず第一種の採用可否を確認し、不足分を第二種で補う方法が一般的です。ただし合計の月返済額が手取りの15%以内に収まるか、事前に試算しておくことをおすすめします。

Q. 奨学金の返済はいつから始まりますか?

JASSOの奨学金は、卒業または修了から7カ月後に返済が始まります。4月に卒業して就職した場合、最初の返済は11月になります。就職直後は収入が安定しないため、初回返済月を把握したうえで資金計画を立てておくと安心です。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。奨学金の制度・金利は変更される場合があります。最新情報は独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)公式サイトでご確認ください。

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